あきらめない頭痛クリニック

【症例紹介】どこに行っても原因不明。その激痛、実は「群発頭痛」かもしれません

1. 受診までの経緯:繰り返す受診と「適応障害」という診断
もともと中学生の頃から、天気の悪い日や生理時に「いつもの頭痛」があり、市販の鎮痛薬(アセトアミノフェンなど)で対応できていた患者さんです。しかし、2週間前から今までにない「右目の奥の激痛」に襲われました。
ネットで調べたり、複数の診療科を受診したりしましたが、納得のいく答えは得られませんでした。
「痛みのせいで2日も眠れない」「悪夢を見る」ほどの苦痛の中にいながら、原因がわからず心身ともに追い詰められた状態で当院を受診されました。
2. 患者さんの症状の特徴
 詳しくお話を伺うと、群発頭痛特有のサインがいくつも隠れていました。
3. 専門医による診断と見通し
精密検査(CT)で脳内の異常がないことを確認した上で、「発作性群発頭痛」と診断しました。
現在、発症から2週間が経過し痛みが和らぎ始めています。群発頭痛の「発作期(痛みが続く期間)」は通常3〜4週間程度であることが多いため、現在は終盤に差し掛かっていると判断しました。
4. 今後の治療方針
まずは1週間、予防薬を内服していただき、発作のコントロール状況を確認します。その経過を見て、今後の最適な治療計画を立てていきます。
また、患者さんご自身が「タバコをやめた方が楽だ」と気づかれ、禁煙を開始されたことは、血管を拡張・収縮させる群発頭痛の治療において非常に大きなプラス要素です。
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