先の１４才の事例と同じように小児科で起立性調節障害と診断されています。数件の小児科受診し同じ診断治療。
小学校４,５年生の時は１－２学期を殆ど学校に通えていない状態です。
日常生活支障度はHIT-6で７４点/７８点で日常生活がまともに送れていない状態です。
頭痛は片方が痛く、頭痛は拍動性、頭痛の強度は7-8/10で最高で10/10で強い強度の頭痛です。吐き気、嘔吐を伴い、音光過敏もはっきりしています。
診断は前兆のない片頭痛、慢性片頭痛です。片頭痛の予防治療第一選択、第二選択薬を投与開始します。
私見ですが、小児頭痛の７-８割は片頭痛、その他はメンタルの問題を抱えているお子さんがいるというのが私の治療経験からは感じます。
心の問題が自律神経の問題を起こし、起立性調節障害、頭痛を引き起こす事案は全体からすると少ない印象です。
今後の小児精神科の治療結果報告が待たれる所です。