50歳台女性、慢性片頭痛の治療を行っていて半年前に発作性群発頭痛があり、予防薬のAとBで治療を行った。
群発頭痛は視床下部に原因があると言われ片方の目の奥とこめかみを中心に激しい痛みが15分から3時間持続、主に夜間に起こる恐ろしい頭痛です。
痛みがでている方には流涙、鼻閉、鼻汁、眼瞼下垂、縮瞳、発汗が見られる疾患で1000人に1人の割合で患者さんがいるそうです。
当院では現在100人の群発頭痛の患者さんを診ており治療でほぼ、群発頭痛発作は消失させられるようになりました。
しかし、公式通りに行かない人もいてこの方がそうです。薬を飲むと動悸、浮腫みが強く出て予防治療薬AとBでは治療困難、浮腫みを避けるため初めてBとCの組み合わせの治療を行いました。
たまたまその判断が良かったみたいで浮腫みも動悸もなく頭痛発作も全く起こらなかったようです。2か月は予防薬を継続します。この方は1月末の開放日が待ちきれず、正月は少し飲んでみようかとおっしゃっています。猛者ですね。普通は群発期はほぼ100%の人が禁酒をするのですが、お酒を飲むと間もなくあるいは30分以内に群発頭痛発作がでるものです。