コラム

【頭痛コラム】毎晩同じ時間に目が覚める激痛……それは「睡眠時頭痛」かもしれません

当院を受診された50代女性の症例をもとに、専門医が「睡眠時頭痛」について解説します。
▼ 患者さんの主な症状
• 発症時期:1週間前から急に始まった
• 発生時間:毎晩、午前2時頃になると頭痛で目が覚める(目覚まし頭痛)
• 痛みの強さ:人生最大の激痛(VAS 10/10)、吐き気を伴う
• 痛みの性質:両側のこめかみがドクドクと痛む(拍動性)
• 持続時間:30分以上続き、昼間も頭の重さが残る
• 受診の経緯:初日は救急搬送されたが原因がわからず、当院へ来院
▼ 専門医が他疾患を除外するプロセス 夜間の頭痛は、命に関わる病気や他の原因を正しく見極める必要があります。
• 睡眠時無呼吸症候群(家族からの無呼吸の指摘なし) ⇒ 除外
• 高血圧性頭痛(血圧130-140台とやや高めだが、今回の激痛の主因ではない) ⇒ 除外
• 群発頭痛(通常は片側性。今回は両側性のため異なる) ⇒ 除外 以上の点から、典型的な「睡眠時頭痛」と診断しました。
▼ 睡眠時頭痛の特徴と当院の治療アプローチ 睡眠時頭痛は一般的な痛み止めがほぼ無効です。
当院では、夜間に痛みが出た際の対処法として「カフェインの摂取(コーヒー1杯、またはほうじ茶2杯)」を指導しました。
カフェインにはこの頭痛を和らげる特殊な効果があります。
同時に、発作を予防するために「予防薬A」の処方を行い、経過を診ています。
夜中の頭痛を「体質だから」「原因不明と言われたから」とあきらめる必要はありません。ぜひ一度ご相談ください。

追記

就寝前のカフェイン摂取が最も一般的に使われる治療法です。逆説的に、ほとんどの患者にとってカフェインは十分な睡眠を妨げるものではありません。メラトニン、フルナリジン、インドメタシンが一部の症例で効果が示されています。

炭酸リチウムは催眠時の頭痛を止めるために使用できますが、特に腎臓病、甲状腺疾患、脱水、利尿剤の使用がある場合は注意が必要です。

いくつかの症例研究では、トピラマートの予防的使用が効果的であることが示されています。

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