症例報告

【症例紹介】長年悩んだ激しい頭痛が「群発頭痛」と判明し、約3ヶ月で治療終了となった30代女性のケース ■ 患者様プロフィール

• 年齢・性別: 30代女性 • 主な症状: 左のこめかみや目の周りの激しい痛み、左目の涙、まぶたの下がり(眼瞼下垂)、頭痛時にじっとしていられない(動いていた方が楽に感じる) • 痛みの持続時間: 1回につき1〜2時間(起きる時間帯は不規則で、睡眠中や日中など様々) • 頻度: 1〜2年に1回、1〜2ヶ月間ほど頭痛が続く期間(群発期)がある
1. ご来院のきっかけと背景 20代前半のときに他院で「片頭痛」と診断されていましたが、今回の頭痛は6月30日から始まり、ご自身で「群発頭痛ではないか」と調べて当院を受診されました。 詳しくお話を伺うと、患者様には「天候や生理に関連する片頭痛」と、「今回のように1〜2ヶ月間激しい発作が続く頭痛(群発頭痛)」の2種類が混在している状態でした。
以前の病院には通いにくさを感じておられ、当院にて改めて治療を行うことになりました。
2. 診断と治療方針 症状の特徴(激しい目の奥の痛み、涙や眼瞼下垂などの自律神経症状、じっとしていられない焦燥感など)から、「反復性群発頭痛」と診断しました。
お手持ちの頓服薬(イミグラン点鼻薬)の残りを確認しつつ、今回は根本的な発作を抑えるための「予防薬(2種類)」を選択し、本格的な治療を開始しました。
3. 治療経過 • 治療開始〜10日間: 予防薬A+Bの効果が速やかに現れ、10日間での群発頭痛の発作はわずか2回にとどまりました。痛みの強さも「10段階中2」程度まで大幅に軽減しました。
11日めから予防薬Aは段階的に減量中止とし予防薬Bのみの治療にしました。 •
群発期のコントロールと減量: 通常2ヶ月ほど続くと想定される群発期間を考慮し、まずは予防薬Bを同量で維持。その後、経過が極めて良好だったため、2か月経過した所で7日ごとに慎重に薬を減量していきました。
• 治療終了へ: 発作が想定される時期から1ヶ月が経過し、予防薬Bを6錠から3錠へ減量しても、頭痛の発作は「ゼロ(0回)」を維持できました。
4. 院長からのコメント 頭痛の発現から約3ヶ月が経過した本日、発作が完全に消失していることを確認し、無事に群発頭痛の治療を終了(卒業)といたしました。
「片頭痛」と「群発頭痛」が併発している場合、正しい見極めとそれぞれの適切なアプローチが必要です。当院では患者様の痛みに寄り添い、日常生活に支障が出ないよう最適な治療法をご提案します。

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