症例報告
今日の外来から 〜群発頭痛の新患さん〜
本日、当院を受診された群発頭痛の患者さんは3名でした。
そのうち2名はすでに予防治療を継続している方々ですが、今回は新たに21歳の男性が初めて受診されました。
1週間ほど前から「左目の奥が痛む」と感じるようになり、その後、左のこめかみにも痛みが広がってきたとのこと。さらに、痛みは左のあごや奥歯、下の歯にも放散し、とてもつらそうです。
特徴的なのは、痛みが決まって就寝後3時間ほどで始まり、短くて30分、長いと2時間も続くこと。そして痛むのは決まって左側だけで、涙も左目からだけ流れるそうです。
診察中、「ご自身では、どんな病気だと思いますか?」とお尋ねしたところ、
「群発頭痛ですか?」と即答されました。
── 正解です。
本日より予防治療を開始します。
群発頭痛の治療はある程度決まったパターンがあり、当院では薬Aと薬Bの組み合わせで対応しています。