症例報告

内服治療による片頭痛消失の事例紹介

【症例紹介】10代からの重い片頭痛を克服。2年間の予防療法で「薬のいらない生活」へ
1. 患者様の背景と初診時の状況
  • 年齢・性別: 30歳女性
  • これまでの経過: 10歳頃から月数回の頭痛がありましたが、短時間で治まっていました。しかし、最近になり症状が悪化。
  • 主な症状:
    • 片側のズキズキとした激痛(痛みスコア:10段階中8〜9)
    • 吐き気・嘔吐、光や音への過敏症状
    • 目の前に稲妻のようなギザギザが見える(閃輝暗点)
  • お悩み: 市販薬が効かなくなり、日常生活に大きな支障が出ていました。
2. 専門医による診断と治療方針
詳細な問診と診察の結果、「前兆のある片頭痛」および「前兆のない片頭痛」と診断しました。
ここで重要なのは、「前兆のある片頭痛」がある方は、脳梗塞のリスクを高める可能性があるため、低用量ピル等の使用が禁忌(絶対に行ってはいけない)であるという点です。当院では患者様の安全を第一に考え、以下の治療方針を立てました。
  • 急性期治療: 痛みが起きた時に適切に抑える治療。
  • 予防療法(内服): 頭痛の頻度と強度を下げ、脳の過敏性を鎮めるための内服治療。
3. 治療経過と劇的な改善(HIT-6スコアの推移)
頭痛による日常生活への支障度を測る指標「HIT-6」を用いて経過を追いました。
  • 初診時:61点(日常生活に重大な支障がある状態)
  • 半年後:50点(支障が改善し始める)
  • 1年後:42点
  • 現在:36点(頭痛をほとんど意識しないレベルへ)
治療開始から約2年。頭痛はほぼ消失し、生活の質(QOL)は劇的に向上しました。
4. 治療の終了(断薬)へ
症状が安定したことを確認しながら、慎重に予防薬を減量していきました。本日、無事にすべての予防療法を終了(卒業)となりました。
10代から20年近く続いていた頭痛ですが、適切な診断と継続的な治療により、薬に頼らない生活を取り戻すことができました。
前へ 一覧ページに戻る
top
0927107981 web予約 アクセス 頭痛の予防治療専門サイト 小児頭痛 専門外来サイト
web予約

092-710-7981

アクセス

小児頭痛 専門外来サイト

頭痛の予防治療専門サイト