
症例報告
夜間の激痛「群発頭痛」に対し、予防療法としてボトックス治療を選択した40代女性のケース
■ ご相談時の症状
40代の女性患者様。数日前から左目の周囲から後頭部にかけて、じっとしていられないほどの激痛(群発頭痛)が出現しました。
元々「前兆のない片頭痛」をお持ちでしたが、今回の痛みはそれとは明らかに異なり、以下の特徴がありました。
40代の女性患者様。数日前から左目の周囲から後頭部にかけて、じっとしていられないほどの激痛(群発頭痛)が出現しました。
元々「前兆のない片頭痛」をお持ちでしたが、今回の痛みはそれとは明らかに異なり、以下の特徴がありました。
- 出現時間: 就寝後2時間ほど経過した頃と、起床前の決まった時間帯。
- 随伴症状: 激痛と共に、涙が出る、鼻水が止まらない、左目が腫れて瞼が下がる(眼瞼下垂)。
- 過去の経験: 3年前にも同様の症状が1ヶ月ほど続いた経験がある。
■ 提示した治療の選択肢とリスクの説明
群発頭痛は「痛みのコントロール(急性期治療)」と「発作を抑える(予防治療)」の両輪が重要です。専門医として、以下の3つのアプローチを提示しました。
群発頭痛は「痛みのコントロール(急性期治療)」と「発作を抑える(予防治療)」の両輪が重要です。専門医として、以下の3つのアプローチを提示しました。
- 急性期治療(痛みが出てからの対処)
- 酸素吸入療法やイミグラン(自己注射)など。
- 標準的な予防治療(内服薬)
- ステロイド、ワソラン、リーマスなど。
- 懸念点: 副作用のリスク(感染症の罹患しやすさ、ニキビ等の肌荒れ、不眠、不整脈など)について詳しくお伝えしました。
- ボトックス治療(自費診療による予防)
- 自由診療(3〜4万円程度)となりますが、内服薬の副作用を避けたい場合の選択肢として提案しました。
■ 治療の選択と経過
患者様と相談を重ねた結果、内服薬による全身性の副作用リスクを考慮し、今回は「ボトックス治療」を選択されました。
患者様と相談を重ねた結果、内服薬による全身性の副作用リスクを考慮し、今回は「ボトックス治療」を選択されました。
現在は治療を終え、経過を観察している段階です。群発頭痛は生活の質(QOL)を著しく低下させる疾患ですが、当院では患者様のご希望やライフスタイルに合わせ、自費診療を含めた幅広い選択肢から最適な治療を共に見つけてまいります。










