
症例報告
本日2例目の女性群発頭痛例
【症例】 20代前半 女性
【主訴】 右眼窩部から側頭部にかけての激痛、右眼の違和感
【現病歴】
10代後半より頭痛が出現。市販薬無効のため暗所で安静にして耐えていた。21歳時に前医(脳神経外科)を受診し、MRIにて異常なく「緊張型頭痛」と診断されるも、処方薬の効果なく放置していた。今回、仕事に支障をきたすため当院を受診。
【頭痛の特徴】
- 部位・性質: 右眼窩部から奥歯にかけての突き刺すような激痛。
- 持続時間・頻度: 1回1時間〜1.5時間程度、日中に好発する。
- 群発期: 1ヶ月〜1.5ヶ月持続。
- 随伴症状(片頭痛様): 悪心・嘔吐、光・音過敏を伴い、一見片頭痛の様相を呈する。
- 自律神経症状(三叉神経自律神経症状): 右側の流涙、鼻閉、鼻汁、顔面発汗(冷や汗)を認める。発作時は「痛くて目を開けていられない」という眼瞼下垂様の状態を呈する球結膜の充血は鏡をみていないので確認できていない。
【診断および方針】
臨床経過および特異的な自律神経症状から、発作性群発頭痛と診断。
若年女性であり、悪心等の片頭痛様症状が混在しているが持続時間から片頭痛は除外できる。群発頭痛予防薬ABを用いた予防療法を開始。1週間後の再診にて発作頻度および強度の変化を確認予定。










