
症例報告
飛行機に乗るたびに起こる頭痛
30歳台男性、飛行機に乗るたびに頭痛が起こり出張が多いのでその頻度も多く困って受診。セカンドオピニオンという事でした。同じ訴えで某クリニックを受診。飛行機に乗るたびに頭痛に襲われる事を訴えたが話しがかみ合わずセカンドオピニオンとして当院受診。
飛行機頭痛というものがあり定義は{頭痛はしばしば重症で通常片側性で眼窩周囲の自律神経症状を伴わない。飛行機搭乗中に起こるかつ飛行機搭乗が原因で起こる。着陸後は軽快する。これを満たす頭痛が少なくとも2回ある。片側性眼窩前頭部痛殴打するような痛みもしくは刺すような痛み)
この方の場合は耳管が狭窄、閉塞して起っている可能性が高い。普段に頭痛が無い方。なので飛行機に乗る前に鼻の粘膜血管収縮薬を処方した。
飛行機頭痛の一般論は
飛行機で起こる頭痛についての総合ガイド(整理版)
1.飛行機で起こる頭痛とは
航空機の離着陸時など、高度変化に伴って生じる頭痛が存在する
国際的な頭痛分類でも独立した診断概念として位置づけられている
片頭痛の人では、飛行機移動が発作の誘因になることもある
2.原因として考えられていること
客室内と体内(特に副鼻腔)との気圧差
酸素環境の変化
これらが単独、または組み合わさって関与している可能性
正確なメカニズムはまだ完全には解明されていない
3.飛行機頭痛と片頭痛の違い
飛行機頭痛
上昇・下降時に出現しやすい
比較的短時間で自然に軽快する
頭痛以外の症状を伴わないことが多い
片頭痛
持続時間が長い
吐き気や感覚過敏などを伴うことがある
個人ごとの誘因に反応して起こる
4.予防の考え方
睡眠リズムの乱れを避ける
十分な水分補給を心がける
飛行前後の体調管理を意識する
不要な刺激(光・音・匂いなど)をできる範囲で減らす
5.セルフケアと準備
必要な物品や対処手段を手元に置いておく
機内では無理をせず、落ち着いて過ごす
体調の変化を早めに察知し、悪化を防ぐ
6.治療の考え方
医師から指示された適切な薬剤を用いる
痛みが出てから慌てず対応できるよう事前に準備する
片頭痛が背景にある場合は、その治療方針も重要(トリプタンを内服)
7.それでも困る場合
飛行機移動のたびに強い頭痛が起こる場合は、医師に相談し、個別の対策を検討することが勧められる










