症例報告
16歳女性頭痛
16歳女性
14歳の頃より1年に10回位の頭痛がでていた、鎮痛剤や母親がもらっていたトリプタンという片頭痛専用の痛み止めを飲んで収まっていた。
夏休み過ぎ頃から頭痛の回数が増えてきて、今まで飲んで効果があった鎮痛剤が効果がなくなり、トリプタンも3回飲んでも効果が十分でなく、学校を休むようになり当院本日受診。
頭痛は気圧の変化、生理前後、起床時に起きやすく、右こめかみから眉間が特に痛く、ズキズキした痛み、痛みの程度は頭痛がない状態を0として最高の頭痛を10とした場合に6-8位、炊事、洗濯、掃除、勉強などで頭痛が悪化し、吐き気、嘔吐があり煩い音、まぶしい光を煩わしく感じる。
診断名は前兆のない片頭痛。日常生活支障度HIT-6は60点で鎮痛剤投与レベルではなく予防治療レベル。
第一選択の予防治療を開始しトリプタンと鎮痛剤を処方し経過観察。効果がなければ第二選択薬に変更予定。