症例報告
14才男児頭痛
11歳の頃から頭痛があり治療目的で受診。11歳の頃から頭痛の前に目の前がかすんで見えにくかったり、モザイク状の光る物が見えて30分位すると消失、その後に頭痛となるのが月に4回位出現、近位小児科でカロナールをもらっていたが頭痛、吐き気が止まらないため受診。
頭痛は右側頭部に起こり、頭痛は右側のみ、ズキズキした痛みではない。頭痛の痛みは頭痛がない状態を0として想定される最高の頭痛を10とした場合7-8/10位の頭痛になり、それがほぼ1日持続します。
頭痛に伴う日常生活支障度HIT-6は72点/78点かなり重篤な頭痛です。HIT-6が70点を超えると日常生活がまともに行えません。頭痛には吐き気、嘔吐を伴い、音、光に関しての過敏性はありません。
前兆のある片頭痛が100%でこれもまれです。通常は前兆のある片頭痛が1割、前兆のない片頭痛が9割と軽めの頭痛が大半なのですが重篤な頭痛ばかりの患者さんです。
片頭痛を減らす標準的予防治療を開始し1か月経過この1か月は頭痛はなかったです。もう1か月同じ処方で経過みます。