症例報告

20年間「片頭痛」と言われ耐え続けた30代女性の群発頭痛|正しい診断と予防薬で激痛から解放された事例

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    患者様の背景と症状30歳代の女性。20年以上前から、年に1〜2回の頻度で「左目の上からこめかみ」にかけて、毎日激しい頭痛が起こる周期(群発期)に悩まされていました。

    発作は1回につき1〜2時間持続し、時間は不規則。市販の痛み止めは全く効果がありません。頭痛が始まると、激痛と同じ左側のまぶたが下がってきて(眼瞼下垂)、涙が止まらなくなります。あまりの痛さに、じっとしていることができず、部屋の中を動き回ってしまうほどでした。
    前医での経緯と葛藤患者様はご自身で調べ、当院のホームページを見て「自分の症状は群発頭痛ではないか」と気づかれました。そこで、当時通院していた脳神経外科の主治医に「群発頭痛ではないか?ワソラン(予防薬)などの相談はできないか?」と勇気を出して尋ねたそうです。

    しかし、主治医からは「群発頭痛も片頭痛も治療は同じ」とだけ説明され、発作時の頓服薬(イミグラン点鼻薬)を処方されるにとどまりました。群発頭痛の根底にある「発作そのものを予防するアプローチ」を受けられず、患者様は半ば諦めの境地で当院を受診されました。
    当院での診断と治療結果拝見したところ、典型的な「発作性群発頭痛」であり、まさにカルシウム拮抗薬(ワソランなど)による予防療法の絶対的な適応症例でした。

    群発頭痛は「男性の病気」という固定観念がまだ一部に根強く、また「片頭痛」と混同されて適切な予防薬が処方されないケースが少なくありません。当院にて適切な診断のもと、予防薬の服用を開始したところ、患者様を20年間苦しめ続けたあの激痛発作は劇的にコントロールされました。
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