症例報告

40台男性片頭痛

40歳代男性。幼少期から頭痛があったが、2017年頃から、寝ても治らない頭痛が増えてます。
現在は月に3回程度。市販のロキソニンと五苓散を内服しているが効かなくなってきています。1回頭痛が発生すると3、4日間頭痛が持続するようになってきました。
頭痛の日常生活支障度HIT-6では68点とかなり高得点で日常生活がかなり脅かされているのがわかります。
頭痛の性状としては、片方が痛いことはほぼありません。ズキンズキンと脈を打つような痛みが多く、痛みの程度を表すVAS スケールでは7/10以上になりそのために、日常生活に支障があり、寝込むことが度々あります。頭痛には吐き気嘔吐を伴うことはありませんが、うるさい音眩しいたりはわずらわしく感じます。
頭痛の前に前ぶれがみられ、物が見えにくくなる症状が5分から30分ほど持続しその後頭痛が出ることがあります。
以上より、前兆のある片頭痛+前兆のない片頭痛が診断されます。
頭痛により日常生活がかなり支障を受けており、通常の鎮痛剤では対応ができない状態になったきているので、片頭痛の予防治療薬を開始ことにします。
頭部 CT では特に問題はなく、軽い鼻炎が見られる程度です。
気分のテストSDS テストで46点とかなり気分の抑うつ所見がみられます。

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