症例報告
40歳男性夜中の頭痛
40歳台男性、20年位前から月に数回頭痛があり鎮痛剤で頭痛は何とか収まり生活に特段支障はなかった。
2週間前から夜中の0-1時に頭痛で目が覚めるようになり鎮痛剤が効かないため当院受診。
頭痛は2日に1回位の頻度で起こり左こめかみと左目の奥が痛かった。奥歯、後頭部への放散痛は今回はない。
頭痛は1-2時間持続し寝ていられなかった。痛みで目が覚めた時は左目には流涙、鼻水がでる。痛すぎて救急車を呼ぼうかとも考える位の痛みで今回のような頭痛は初めてであった。
20年続いたのは片頭痛で2週間前からの新たな頭痛は群発頭痛と診断した。
群発頭痛の予防治療の第一選択薬を開始した。頓挫薬はもう品切れで手に入らない。予防薬が十分効果がない場合は酸素治療を考えなければならない。初回の群発頭痛なので群発が持続する群発期がどの程度なのか想定できない。
やはり当院にはなぜか、群発頭痛患者さんが多い。頻度は異状だ。