
コラム
群発頭痛と仕事の両立。無理をしない働き方のヒント
群発頭痛は、生活に大きな支障をきたす病気です。20〜40代という働き盛りの男性に多いことから、病気を抱えながら仕事をしている方もいるでしょう。
しかし、群発期(発作期)になると日常生活すら困難になるため、仕事との両立は簡単なことではありません。
そんな方にとっては「この痛みをどう乗り越えながら働けばいいのか」と悩むことも多いはずです。
この記事では、群発頭痛を抱えながら働く方に向けて、仕事と無理なく付き合うためのヒント、働き方の工夫などを紹介します。
群発頭痛が仕事に与える影響とは?
群発頭痛の発作は、1日に1〜3回程度、1回あたり15分〜3時間ほど持続します。発作が続く期間(群発期)は数週間から数カ月にも及ぶことがあり、この間は仕事中でも発作が突然起こる可能性があります。
発作により夜間の睡眠が妨げられると、日中の集中力や判断力にも影響します。加えて、職場での理解が得られないと、ストレスがさらに症状を悪化させることも考えられます。
働き方の工夫。無理なく働くためにできること
群発期では、痛みの強さから休職するケースも少なくありません。また、治療をしながら仕事を続けている方などさまざまです。
特に群発期では、仕事の仕方に工夫が必要です。
群発期のスケジュール調整
発作が続いている期間は、体調に合わせて業務の負担を減らす工夫をし、スケジュールを柔軟に調整することが望ましいです。
可能であれば、あらかじめ群発期のタイミングを伝えておき、在宅勤務やフレックスタイム制度の活用も検討するとよいでしょう。
有給休暇の取得や、症状が重い場合には病気休暇などの制度を利用する選択肢もあります。
勤務先の規則や生活に合わせて、さまざまな選択肢を考えておくと良いでしょう。
その際、診断書の提出や産業医に相談するなどして、必要な配慮を受けられるよう、早めの準備と周囲とのコミュニケーションを大切にしましょう。
発作が続いている期間は、
・残業を控える
・会議や外出、出張のスケジュールを調整する
・在宅勤務を活用する
など、できる範囲で業務負担を軽減しましょう。また、可能であれば有給休暇や病気休暇の利用も検討をしましょう。
勤務中における職場へ理解を得る
群発頭痛のつらさは外見からはわかりづらいため、職場の上司や同僚に病気の特性をしっかりと伝えることが大切です。
・医師の診断書を提出する
・日本頭痛学会などの情報を共有する
・発作時にどう対応してほしいかを明確に伝える
事前に共有しておくことで、急な発作時にも安心して対応してもらえる環境が整いやすくなります。
痛みに備えた職場環境の工夫
・静かで暗い場所で休めるスペースがあるか確認する
・薬や酸素吸入器をすぐ使えるようにしておく
・デスクや椅子の高さなど、姿勢による疲れを減らす
できる範囲で、発作が起きたときに少しでも楽になれるような環境づくりを行いましょう。
休職や通院で利用できる制度について
どうしても仕事に支障が出る場合は、無理をせず、活用できる制度を知っておくことが大切です。職場や就業環境によって利用の可否が異なりますが、まずは勤務先の産業医や人事担当者と相談し、自分に合った支援策がないか確認しておくと安心です。
以下に、主に会社員として利用できる代表的な制度を紹介します。
傷病手当金
健康保険に加入している場合、連続して3日間仕事を休んだ後、4日目以降の休業から最長1年6ヶ月、標準報酬日額の3分の2程度が支給される制度です。通院や入院を繰り返す必要がある場合にも、経済的な支えになります。
病気休暇制度
有給休暇とは別に、一定期間の病気休暇を取得できる会社もあります。特に大企業では整備されていることが多いので、就業規則を確認しておきましょう。
時短勤務・フレックスタイム制
症状が安定しているときは、勤務時間を調整できる制度を活用するのも一つの方法です。利用可能かどうか職場に確認してみましょう。
テレワーク制度
発作の合間に自宅で仕事ができる環境が整っていれば、無理のない働き方がしやすくなります。
プライベート面での注意点。仕事以外の時間を整える
群発頭痛の発作を予防するためには、仕事以外の時間の過ごし方も見直す必要があります。
睡眠の質を上げる
睡眠は非常に重要なポイントです。発作の引き金になることもある寝不足を防ぐためには、毎日決まった時間に就寝・起床することを意識し、十分な睡眠時間を確保しましょう。
夜間に発作が起こる人は睡眠不足になりがちですが、発作のタイミングを把握し、できるだけ休むことを意識しましょう。
禁煙・禁酒
アルコールや喫煙も群発頭痛を誘発する要因になると言われています。特にアルコールは発作期に摂取すると即座に症状が現れることもあるため、控えることが望ましいでしょう。
ストレスの緩和
ストレスも大きな誘因の一つです。趣味の時間をつくったり、入浴や軽い運動などでリラックスする時間を意識的に取り入れることが、発作予防につながります。
自分自身の体調を最優先に、穏やかな時間を過ごすことが症状の安定にもつながります。
<プライベートでの注意点>
・睡眠の質を保つ(寝不足を避ける)
・飲酒や喫煙を控える(誘発因子になる)
・ストレスの蓄積を避け、リラックスできる時間をつくる
無理せず続けられる働き方を選びましょう
群発頭痛を抱えながらの仕事は、時に大きな負担となることもあります。しかし、事前の準備や周囲との情報共有、働き方の工夫によって、仕事との両立は不可能ではありません。
「我慢する」ではなく、「どうしたら働き続けられるか」を医師や職場の担当者と一緒に考えながら、無理のない方法を見つけていきましょう。
福岡市博多区にある「あきらめない頭痛クリニック」
千代県庁口駅から徒歩3分。福岡県福岡市博多区にある、あきらめない頭痛クリニックは頭痛に特化した診療を行っております。
診療のモットーは「一人ひとりのために」。
当院はあらゆる頭痛に対して多角的に原因追究を行い、根本から頭痛を治療することをめざすクリニックです。年齢を問わず、広く頭痛治療に取り組み、個々の頭痛に合わせたオーダーメイドの治療を提供しております。
「より良い有意義な人生を送っていただくための治療を絶対に諦めない」という思いをクリニック名に掲げ、多くの方に貢献できたらと思っています。
頭痛に関するお悩みは、些細なことでもお気軽にご相談ください。
〒812-0044 福岡県福岡市博多区千代1丁目15-30 パピオ1F
診療時間(休診日:水曜日、日祝)
午前 9:00〜12:00
午後14:00~18:00(土曜は17:00まで)
※予約優先制
※初診は17:00まで、再診は17:30までの受付となります。










