コラム
脳幹性前兆を伴う16歳片頭痛
頭痛は中学2年生の頃初めて経験しました。
頭痛の前には、頭では分かっているが、言いたい言葉が出てこないという症状が先に出てきます。言葉の出し方がわからなくなってきます。
この症状は頭痛が治まるまでずっと持続します。
その症状が10分から20分経過して右手足がしびれていきます。
その症状が出た後10分から20分後に頭痛が出てきます。
言葉の出にくさにしても手足のしびれにしても、頭痛が出るまでにおさまる訳ではなくずっと持続する場合もあります。
頭痛が終わるまで持続する場合もあり、頭痛のピークは、症状が出始めてから3-4時間後に訪れ、ビジュアルアナログスケールでVASは9/10ぐらいになり、吐き気も伴います。
人の会話が雑音のように聞こえる場合があります。
携帯のかけ方がわからなくなり、母親に自分の病状を訴えようとするラインの内容としては
「頭が頭かま痛いまで」「かちきたいき」「やはく」=早くの意味?「やみいたち」「わやく」=早くの意味?「いひそいで」「しおしおで」など意味不明の単語が並んでいます。
彼の症状は構音障害というより運動性失語、感覚性失語に近い、意識障害あり、指示動作が入らない。などの症状が連続し脳幹性前兆を伴う片頭痛と判断しました。3年前は同じ症状が5回、去年は4回、今年は1回でしたが一番症状が重かったのは今回です。予防治療を開始します。
私は脳幹性前兆を伴う片頭痛に遭遇したのは今回が初めてす。
某病院に検査していただいてもMRIでも異状なく髄液検査はドライタップだったそうでした。その後低髄圧症状があり点滴入院を数日してもらっています。