片頭痛

片頭痛とは

片頭痛とは

片頭痛とは、頭部の血管が拡張することで炎症を引き起こし、「ズキズキ」「ガンガン」とする痛みを発症する頭痛です。

人によっては吐き気を伴うほどの激痛を伴うこともあり、月に1~2回、週に1~2回の頻度で起こることが一般的です。
それ以上の頭痛がある人は病院での治療を考えた方が良いという事です。

片頭痛の予兆として、目の前で光がチカチカしたり視野の一部が欠けたりする「閃輝暗点(せんきあんてん)」が起こるケースもあります。
他にも、だるさやイライラ、体のむくみや首のこりなどを予兆として感じる方もいます。

片頭痛の症状

片頭痛の症状は、以下の通りです。

  • 頭の片方が痛い
  • 脈を打つような「ズキズキ」「ガンガン」する痛みがある
  • 痛みが中程度~高程度
  • 日常生活動作で頭痛が悪化する

このうち2つ当てはまった上で、吐き気・嘔吐がある、または強い光やうるさい音を煩わしく感じる、これらのどちらかが当てはまると片頭痛だと診断されます。
片頭痛の初期の場合は、「ズキズキ」「ガンガン」といった痛みが多いものです。

それから、「締め付けるような痛み」に移行し頭重感となり徐々に消失します。

片頭痛は4時間から72時間ほど持続すると言われており、平均時間は9時間ほどが一般的です。
鎮痛剤を内服すると1~3時間で症状は消失します。
症状がひどい人では片頭痛になると胃腸が動きづらくなり、吐き気を伴う方もいらっしゃいます。
患者様によっては、首の痛みや肩こり、目の奥や目の芯に痛みを感じるケースもあります。
首の凝りで緊張型頭痛の診断が付く場合がありますがこれは間違いです。

片頭痛の原因

匂いや光、音などの刺激によって三叉神経の末端から血管に作用するサブスタンスPやカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)などの神経伝達物質が分泌されることが特徴です。
これらの物質によって、血管が拡張し片頭痛が発生すると言われています。
片頭痛自体が命にかかわることはありませんが、日常生活に支障を来たすほどの痛みに悩まされている方も少なくありません。

片頭痛の治療

片頭痛治療を行う際にはCGRP抗体を皮下注射し、CGRPの働きをブロックして片頭痛の発作を軽減させます。
2021年から健康保険適用の治療が行えるようになったため、費用を抑えて片頭痛治療を行いたい患者様には内服での片頭痛予防治療も実施できます。

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片頭痛と生活習慣

片頭痛と生活習慣

片頭痛は、生活習慣を見直すことで対策することも可能です。

片頭痛を予防するためには、規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
小学生以下は10~12時間の睡眠が必要ですし、高校生でも8~12時間の睡眠は必要だと言われています。

ストレスは上手に発散し、頭痛がないときには適度に運動することを心がけましょう。

また、片頭痛の誘因となるような光やアルコールは避けた方が賢明です。
片頭痛がある際には、静かな暗い部屋で安静にするようにしましょう。

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