お知らせ

小児頭痛専門外来開始

鹿児島で診療していた頃は2/3は小児頭痛治療を大人が1/3でしたが福岡に来てからは1/9が小児、8/9が大人と大きく変化しました。
最初は不思議に思っていなかったのですが、徐々に気が付いてきたのが小児科で子供の頭痛を自律神経失調所による頭痛、心身症による頭痛と診断され待たされている子供の存在でした。
小児科医で子供の頭痛を専門に見ている先生は自分の所の患者さんをこのように分類しています。
片頭痛は530名/950名(55%)
心身症による頭痛50名/950名(7%)
自律神経失調症による頭痛(16名/950名)(2%)という診断結果でした。
地域特性があるとは言えそんなに極端な変化があるとは言えないのに福岡での小児頭痛の中に占める自律神経失調症、心身症の占める割合が極端に多いのは問題かと思います。
片頭痛の診断はそんなに難しい物ではないし、逆に画像診断なしに脳腫瘍、モヤモヤ病などの見落としの方が恐ろしい事だと思います。
そのリスクは小児科医だったので、CT、MRIがないのででは済まされない。
疑わしきは検査の時代はもうとっくに過ぎ去っています。周りを見ればとなりにはMRIがある時代です。
今の世の中画像診断なしに自律神経失調症による頭痛と判断して他の悪性疾患だった時はどうされるのでしょうか。
4歳から頭痛を訴えた娘を持つ親として頭痛診療を始め、20年以上前に全国から訪れた多くの小児の頭痛を見てきた経験から言えるのは子供の頭痛の1割位に心理的問題を抱えている子供がいるというのが私の感触でした。
このデータと私の感触はぴったり一致します。
1割位の心理的問題を抱えた子供がいるかもしれない点を問題として内包しながら頭痛治療をして薬に全く反応しない子供に心理的側面で検査をしてみる手法に切り替えた方が合理的です。
今の診療スタイルには問題があると考え問題提起したいと思い小児頭痛専門外来を始めてみる事にしました。

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