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新規発症持続性連日性頭痛の治療はむずかしい

新規発症持続性連日性頭痛(new persistent daily headache=NPDHの治療は結構難しい

以前経験した新規発症持続性連日性頭痛はタイプは片頭痛様であり痛みの程度は重度であったものの片頭痛予防治療薬に比較的反応し頭痛の消失を認めていた。しかし、緊張型の今回の治療には様々な治療薬に抵抗し治療に苦慮している。

26歳男性

2023年9月ジェットコースターに乗っていて急に止まった時に前のめりになり首が過度に屈曲しその後軽度のめまいがあったがその後、頭痛が毎日でるようになった。

外傷性頸部症候群も考えられたが頸部の痛みはなくその他、後頭部ではなく痛みの箇所が両側側頭部であり新規発症持続性連日性頭痛と判断した。

両側の側頭部を中心に締め付けられるような痛みがあり痛みは結構酷く夜間に眠れない位の頭痛になる。

頭痛には強弱があり夕方から頭痛が悪化する傾向がある。

教科書どおりの治療を行ったが治療には抵抗性であり教科書にない治療薬を以前受診していた内服薬を内服していたので中止にした所頭痛が悪化したので継続投与している。薬の内訳は筋肉の緊張を取る薬と安定剤。

現在は第一選択薬を中心とした治療を行ってわずかずつ頭痛の程度は軽減しているものの頭痛インパクトテストでは今だ60点台と高度の痛みが残っており、日常生活支障が残存している。

 

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