緊張型頭痛
緊張型頭痛とは
緊張型頭痛は、デスクワークに従事する方やストレスや不安を抱えている方が発症しやすい頭痛です。
女性や若い人に発症することが多く、肥満や喫煙習慣などがある方の場合、発症率が高まる傾向があります。
片頭痛と緊張型頭痛が同時に発生する場合は、混合型頭痛と呼ばれます。
緊張型頭痛の痛みは軽度から中等度であるため、市販薬を服用して我慢してしまう方もいます。
緊張型頭痛の症状
緊張型頭痛は鈍い痛みを感じ、数時間~数日反復性に起こる場合と毎日続く場合があります。
嘔吐を伴うケースは非常に少なく、首や肩のこりを感じる患者様もいらっしゃいます。
痛みの特徴として、後頭部を中心に両側が痛んだり、重苦しい痛みを感じたりすることがあります。
我慢できるほどの痛みであり、動いても痛みは悪化しないと言われています。
緊張型頭痛の原因
緊張型頭痛とは、身体的なストレスや精神的ストレスから引き起こされることが特徴です。
身体的ストレスには、長時間同じ姿勢をとることによって頭から肩にかけて筋肉が緊張し血流が悪くなり、片頭痛が引き起こされます。
首や肩の筋肉が弱い方の場合、片頭痛を発症しやすい傾向があります。
精神的ストレスを長時間受け続けると、脳の痛みを調整する部位が機能不全になることが特徴です。
その結果、片頭痛を引き起こすと言われています。
緊張型頭痛の治療
緊張型頭痛を治療する際には、ロキソプロフェンやアセトアミノフェンが配合されている鎮痛薬を服用することが有効です。
そのほかにも、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や予防薬として抗不安薬や筋弛緩薬が処方される患者様もいらっしゃいます。
患者様のライフスタイルに合わせて、治療方針は決定しております。