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【症例紹介】20年来の激しい頭痛を克服。30代女性が予防薬を卒業するまで

今回は、長年激しい頭痛に悩まされながらも、適切な予防治療によって無事に「薬の卒業(治療終了)」を迎えられた30代女性の事例をご紹介します。
■ 20代からの頭痛、そして限界への達し
この患者さんは20歳頃から頭痛が始まり、1年前には「人生最大(VAS 10/10)」の激しい頭痛を経験。他施設での検査では異常がなく鎮痛剤で様子を見ていましたが、その後も月に4回ほど、特に「朝の起床時」「生理前」「生理中」に日常生活に支障が出るほどの頭痛が続いていました。
当院受診時は、吐き気や嘔吐、光・音が煩わしいといった典型的な片頭痛の症状があり、痛み自体も非常に強い状態(VAS 8/10)でした。
■ 客観的な指標(HIT-6)に基づいた治療計画
当院では、頭痛による日常生活の支障度を測る「HIT-6」というテストを用いています。受診時、彼女の点数は「62点(重症)」。当院の基準では60点以上は予防治療の対象となるため、頭痛そのものを減らす「予防療法」をスタートしました。
■ あきらめずに「最適な薬」を探したプロセス
治療は一本道ではありませんでした。
  • 予防薬A: 頭痛はかなり減ったものの、目標(HIT-6が44点以下、月4回以下)には届かず。
  • 予防薬B: 変更するも、効果は不十分。
  • 予防薬C: ここでようやく相性の良い薬に出会い、頭痛が劇的に落ち着きました。
■ 8ヶ月の安定期を経て、無事にソフトランディング
予防薬Cで頭痛がコントロールされた状態を「8ヶ月間」しっかり維持。その後、医師の管理のもとで計画的に少しずつ薬を減らしていき、今月、晴れてすべての予防薬を終了(卒業)することができました。
■ 点数で見る劇的な改善(HIT-6の推移)
最初は62点あった支障度が、48点 → 46点 → 46点 → 40点、そして最終的には38点まで下がり、治療を終了しました。
ここまで段階を踏んで一歩ずつ着実に(ソフトランディング)治療を終えることができれば、すぐに頭痛が再燃する可能性は極めて低いと考えられます。
「頭痛薬が手放せない」「痛くなってから飲むしかない」と思っている方も、専門的な予防治療によって、薬を飲まなくても良い生活を取り戻すことができます。一人で悩まず、ぜひ一度ご相談ください。
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