
お知らせ
【初診事例】「両目の奥をえぐるような激痛」で来院された30代男性のケース
「これまでに頭痛を経験したことがない」という30代の男性が、強烈な頭痛を訴えて当院を受診されました。◆ 救急病院から当院へのご紹介患者さんは3週間前から、両目の奥をぐりぐりとえぐられるような凄まじい痛みに襲われていたそうです。痛みの強さは、10段階評価で迷わず「10」と答えるほどの限界突破した激痛。1回の痛みが20分から3時間ほど続き、耐えかねて救急病院に駆け込み、そこから頭痛専門医である当院を紹介されて来院されました。◆ 「群発頭痛」に似ているけれど、決定的な違いがこの「目の奥をえぐるような激痛」や「20分〜3時間続く」という特徴は、いわゆる“自殺頭痛”とも呼ばれる激しい「群発頭痛」の症状にそっくりです。しかし、群発頭痛には「必ず片側だけに起こる」という鉄則があります。今回の患者さんは「両側」が同時に痛むとおっしゃいました。群発頭痛の期間中に痛む側が左右に動く(あるいは同時に痛む)ことは通常ありません。片方が1シーズン痛みその後に逆サイドに移る事はあります。◆ 原因を見極めるための次の一手元々に頭痛がない方にこのような大発作が起き、かつ一般的な頭痛(一次性頭痛)のどれにも当てはまらない場合、私たちは「脳や血管などの病気が原因で起きている頭痛(二次性頭痛)」の可能性を最優先で考えます。万が一の危険な病気を見落とさないため、患者さんにはすぐに頭部MRI検査を受けていただきました。現在はその結果を待っているところです。頭痛の中には、このように一般的な型にはまらないケースも少なくありません。私たちは患者さん一人ひとりの言葉に耳を傾け、精密な検査へと繋げています。
